硫化鉱物

閃亜鉛鉱

販売価格
5,800円(税込み)
在庫
1
商品コード
smj25017

商品詳細

裏面にべっこう亜鉛と呼ばれる鉄分の少ない閃亜鉛鉱と黒色の閃亜鉛鉱が見られます。母岩は多孔質の苦灰岩です。苦灰岩は、浅海のサンゴなどが石灰岩となった後、熱水による『ドロマイト化作用』*を受けて苦灰岩になります。
産地の Flamborough areaは、苦灰岩や頁岩が交互に堆積した『ナイアガラエスカープメント』*の地域です。
ナイアガラエスカープメント(ナイアガラ断崖)は、カナダ オンタリオ州からアメリカ合衆国 ニューヨーク州にまたがる、全長約1,050キロメートル(650マイル)の断続的な断崖で、トロントからナイアガラの滝に向かう道路QEW78の西側にはリンカーンクオーリーやダンダスクオーリーがありコンクリートの骨材として苦灰岩を採石しています。
産地と同じ地域のDundas Quarry ←リンクのページは、苦灰岩の採石場です。苦灰岩の穴の中の天然アスファルト(有機物)が太陽の熱で溶けて流れている写真もあります。

*石灰岩のドロマイト化作用によるによる鉛と亜鉛
海底のサンゴなどの石灰質の堆積物と一緒に海水も堆積しました。
マグネシウムを豊富に含んだ海水は、高塩分濃度(NaCl 15%)と20℃-250℃の温度で地層を循環し、石灰岩(炭酸カルシウム)を『苦灰岩 (ドロマイト)』(炭酸カルシウム+マグネシウム)に変化させました。

この過程で、体積収縮による晶洞の形成と二次鉱物の沈殿が起きました。方解石からドロマイトへ化学組成が変わる際、結晶構造が緻密になるため、岩石全体の体積が約12〜13%収縮します。この収縮によって、岩石の内部に無数の空隙や晶洞が生まれました。

その後、循環温塩水は頁岩の中を流れ、炭化水素と共に塩化物を含み、亜鉛、鉛、鉄を吸収しました。
石灰岩中に含まれていた生物の化石(有機物)は、循環熱水に溶け込み、熱水中の硫酸塩を硫化水素(H₂S)へと還元する触媒(還元剤)となりました。これにより、熱水中の亜鉛と硫黄が瞬時に結びつき、これらの炭化水素は硫化水素となり硫黄を供給し、閃亜鉛鉱、黄鉄鉱、白鉄鉱、方鉛鉱、透石膏などの様々な硫化鉱物を空隙や晶洞に満たしました。

循環水が無くなると残った有機物(ギルソナイト・瀝青、天然タール)は苦灰岩中の穴や割れ目に残ります。
このような鉱化作用はミシシッピバレー型鉱床と呼ばれています。

*ナイアガラ・エスカープメント(Niagara Escarpment)
総延長が1609kmの断崖(エスカープメント)が、ミシガン湖の西岸のドア半島、マニトゥーリン・アイランド、ジョージアン・ベイの湖底から、ブルース半島、オンタリオ湖の西の町ハミルトン、ナイアガラ地方やアメリカ合衆国のニューヨーク州まで延びています。

熱帯の浅い海に生息していたサンゴや砂や泥が堆積した苦灰岩や頁岩の地層です。
下部のオルドビス紀(五億一千万年前)と、上部のシルル紀(四億一千百万年前)の地層で構成されています。

*ミシガン・ベイスン(Michigan Basin)
ミシガン・ベイスンは、ミシガン州のGladwin地区を中心に 南北570km 東西513kmの同心円状に広がる地層で層厚は4,267m、先カンブリア代の基盤岩にカンブリア紀からジュラ紀後期までの堆積岩が2億4,300万年にわたって堆積している堆積盆地です。
ナイアガラエスカープメントはミシガン・ベイスンの外縁部です。

和名:閃亜鉛鉱
英語名:Sphalerite
産地:Former west Township, Flamborough area, Ontario, Canada.
サイズ:37.7mm×48.6mm×20.8mm 44g

化学組成:(Zn,Fe)S
結晶系:等軸晶系
色:褐色 - 黒色、鉄分が少ない物は琥珀色
光沢:金剛光沢
硬度:3.5 - 4
条痕:褐色
劈開:四方向に完全
比重:3.9 - 4.1
その他の性質:黄色、緑色に蛍光する

2026年06月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

2026年07月

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  • 定休日
  • 年末年始 店休日