ラブラドライトは斜長石グループに属し、NaとCaの割合ではラブラドライトはCaを多めに含んでいます。
日本名は曹灰長石です。曹長石 NaAlSi₃O₈と灰長石 CaAl₂Si₂O₈の固溶体で、曹＝Na（ナトリウム） 灰＝Ca（カルシウム）の成分を表しています。
この鉱物は生成時に、Na（ナトリウム）とCa（カルシウム）の割合により境目ができ、
ラメラ構造を持つため、このようにブルーや薄い黄色のの閃光を発します。
ラブラドライトの原産地は、カナダ ラブラドール地方のTunungoayuaiok島で1970年代に発見されました。
12億9,000万年前～13億5,000万年前の斜長岩の巨大な深成岩体の中にあり、 典型的な色は、深いブルー、ブルーグリーンです。
黄色からオレンジ、褐色の色は風化によるものです。 輝石、磁鉄鉱、黄鉄鉱と、稀であるが石英、薄いオレンジ色の長石を含むことがあります。

和名：ラブラドライト
英語名：Labradorite
産地：Ampanihy District, Atsimo-Andrefana, Madagascar
サイズ：89.8mm×93mm×17.4mm 124g

化学組成：(Ca,Na)[Al(Al,Si)Si2O8]
結晶系：三斜晶系
色：淡緑、青、無色、灰白色
光沢：ガラス光沢
硬度：6-6 1/2
条痕：白色
劈開：二方向に完全
比重：2.62
産地：カナダ ラブラドール地方、マダガスカル