ハロゲン化鉱物

蛍石

販売価格
29,800円(税込み)
在庫
1
商品コード
smj09076

商品詳細

スペイン・Berbes産 蛍石 ― 高透明度・美しいゾーニングを持つ淡紫色の結晶群です。 スペイン北部アストゥリアス州、Ribadesella(リバデセリャ)近郊に位置する世界的な蛍石産地**Berbes(ベルベス)**産の蛍石です。標本サイズは53×44×42mm、126g。最大の結晶は約17×17×9mmで、それ以下の立方体結晶が9個共生しています。淡い紫色~ラベンダー色の結晶はいずれも透明度が高く、強いガラス質の光沢を持つ美しい結晶群です。

最大の見どころは、結晶内部に現れる**美しいゾーニング(成長縞)**です。紫色の濃淡が立方体の外形に沿うように幾重にも重なり、結晶内部に別の立方体が浮かんでいるかのようなファントム状の表情を見せます。これは蛍石の成長中に、結晶を形成していた熱水の温度や化学組成、微量元素の濃度などが変化し、その都度異なる蛍石の成長層が積み重なった結果と考えられます。

産地のBerbesを含むアストゥリアス地方の蛍石鉱床は、古生代~ペルム紀・三畳紀の岩石中に形成された熱水性のF-Ba(フッ素-バリウム)鉱床で、蛍石のほか重晶石、方解石、苦灰石、石英、硫化鉱物などを伴います。これらの鉱物は脈状・層状の鉱化帯です。 これらの鉱床は、大西洋の形成に先立つ中生代の地殻伸長・リフティングに関連する炭酸塩岩を母岩とする熱水性鉱床で、盆地性の塩水・地下水系と断層活動、石灰岩・苦灰岩との反応が鉱化流体の形成に関与したことが示されています。

地下を循環する熱水はフッ素とカルシウムを取り込み、温度や圧力、流体組成などの条件が変化した場所で、Ca²⁺+2F⁻→CaF₂の反応によって蛍石を沈殿させました。熱水の性質が変化するたびに新しい蛍石の成長が繰り返されたことで、一つの結晶内部に異なる色調の成長帯が形成されました。本標本に見られる美しいゾーニングは、まさにこのような地下深部の熱水活動と蛍石の成長史を記録したものです。

和名:蛍石
英語名:Fluorite
産地:Berbes Mine,Ribodesella,Oviedo,Asturias,Spain
サイズ:53mm×44mm×42mm 126g

化学組成:CaF2
結晶系:等軸晶系
色:無色、白、緑、青、紫など
光沢:ガラス光沢
硬度:4
条痕:白
劈開:完全
比重:3~3.2

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