ハロゲン化鉱物

蛍石(蛍光)

販売価格
18,000円(税込み)
在庫
1
商品コード
smj08096

商品詳細

イギリスを代表する蛍石産地、Rogerley Mine産の蛍石です。深みのある緑色を呈した約23×20×19mmの結晶は貫入双晶となっています。その周囲に小さな結晶が付着した立体感のある標本です。

Rogerley Mineの蛍石は、鮮やかなグリーンの美しい結晶と、紫外線によって青く輝く「デイライト・フローレッセンス(Daylight Fluorescence)」で世界的に知られています。本標本もその特徴を持っており、通常光では緑色を呈する蛍石が、ブラックライトの長波紫外線(LWUV)を照射すると鮮やかな青色に蛍光します。さらに、曇り空や日陰の太陽光の下でも、太陽光に含まれる紫外線によって青色の蛍光が現れる、Rogerley産ならではの非常に魅力的な性質を楽しむことができます。

Rogerley Mineは、イングランド北東部ダラム州のWeardale(ウィアデール)に位置し、North Pennine Orefield(北ペナイン鉱床帯)に属します。この地域には石炭紀の石灰岩を主体とする堆積岩が広く分布し、その割れ目や断層に沿って鉛・亜鉛・蛍石などを含む熱水が上昇しました。熱水が石灰岩中の空隙や断層帯を通過する過程で化学的な条件や温度が変化すると、カルシウムとフッ素が結合して蛍石(CaF2が析出し、自由な空間の中で立方体を主体とする自形結晶へと成長しました。Rogerley産では、透明感のある美しいグリーンの結晶が特徴的で、大型結晶では内部に白色~曇った「フロステッドセンター」と呼ばれる成長組織が見られることもあります。

蛍石の英名Fluoriteは、ラテン語のfluere(流れる)に由来し、古くから金属の製錬において鉱石を溶けやすくする融剤(flux)として利用されたことに関係しています。一方、「蛍光(fluorescence)」という言葉は、蛍石に見られる発光現象から後に名付けられたものです。

蛍石は単結晶を素材に用いた高性能光学レンズとして、色収差高いレベルで抑え、広い波長帯での優れた透過率を持つため、高級カメラ、望遠レンズ、天体望遠鏡、各種光学・分析機器に活用されています。

本標本はRogerley Mineを象徴する長波紫外線での青色蛍光と、太陽光下でのデイライト・フローレッセンスを楽しめる点が大きな魅力です。通常光と紫外線、さらに自然光の下で異なる表情を見せる、Rogerley産蛍石です。

和名:蛍石
英語名:Fluorite
産地:Rogerley Mine Frosterley Durham County England
サイズ:30.2mm×31.8mm×34.2mm 38g

化学組成:CaF2
結晶系:等軸晶系
色:無色、白、緑、青、紫など
光沢:ガラス光沢
硬度:4
条痕:白
劈開:完全
比重:3~3.2

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